大学デビューしたい大学生の日記

トビタテ生の間ではマンゴーと呼ばれています。モテそうでモテない大学生がネット上につらつらと誰のためでもなく自分のエゴのため、せっせと何かを生産して参ります。

企業人事の方10人と喋って感じた3つのこと ~就活で求められる学生像~

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「就活だけど何すればいいのかな~」

 

「やっぱまずは自己分析っしょ、それで自己PR暗記すれば何とかなるよ。」

 

「だよね~、まぁ中小企業とかなら余裕だよね。今年は特にリケジョ(理系女子大生)は売り手市場って聞くし~」

 

合同説明会が開始して3日経ち、大学のベンチでコーヒーを飲んでいたある日、The 就活生の2人からこんな会話が聞こえてきた。

聞き耳を立てながら僕は3年前の自分を回想し、失笑したくなるような心境だったが、もしこの3年間で様々な人に会わなければこのような感情を抱くことも無かっただろうと感じた。

そこで今回僕がこの会話を通して考えたことをいくつか共有したい。

とその前に、お前誰やねん!という声が聞こえてきそうなので軽く自己紹介をする。

 

近畿大学農学部3回生、これから1年間休学する

・理由ありで18歳まで対人恐怖症だった。(またいつか書きたい笑)

・大学に入学前モテたいと決意。雑談力みたいな自己啓発本を100冊ぐらい読み漁る。

・得た知識を基にPDCAサイクルを回して人と喋れるように!しかしマニュアル読んで出来た友達のような気がして悩む日々。

・そこで3回生になる前にタイに1ヶ月間留学。ここで人の温かさに初めて触れ、感動する。

・タイ人の人柄がすごく好きになり、タイの友人ともっとコミュニケーションが取りたったため1ヶ月間マレーシアに英語留学をする。TOEIC350点→850点へ。

・タイの友人の夢を手助けするため、今年の8月からカンボジアの商社へインターンする。それまで東京の商社でインターンしようと思っている。

・トビタテ奨学金応募中。取得の有無に関わらずカンボジアへは行く。

 

こんな感じである、では本題に入ろう。私が合同説明会に出向き、企業人事の方10人と喋って気付いたことは以下の3つである。

1.大学は勉強もする場所である

2.企業が求める人物像は似ている

3.未来より過去に何をなぜしてきたか

 

1.大学は勉強もする場所であるf:id:wonbadman:20160308223359j:plain

「大学で何勉強してた?って質問してきっちり答えられる学生少ないんだよね~。」とある銀行の人事の方が述べていた。

当たり前であるが、大学は勉強もする場所である。遊ぶだけの場所ではない。

そして、企業の方はこの質問でその人がどれだけ1つの物事に対して頑張れるのかを測っている。

したがって面接前までに勉強していくことが大事なのだが、上っ面の知識だけだとすぐに見抜かれる。真摯に取り組み、その分野でのオタクと呼ばれるぐらいの知識と熱意が必要だろう。

 

2.企業が求める人物像は似ている

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結論から言うと企業が求める人材は、多少の違いはあれど、①人柄が社風に合う人 ②集中出来る人 ③行動出来る人、この3つだと感じた。

①の人柄について。例えば私たちの友達を考えて欲しい。

多くは自分に取って居心地が良い、波長が合う人ではないだろうか?

それは企業でも同じであり、最終的にはこの人と同じ職場で働きたいかどうかが非常に重要視されている。

しかし、これはそんなに変えられるものではないため、取り繕わずに素の自分を出すことの方が重要だろう。

 

②と③について。例えばあなたが採用する側だとしよう。そこでAとBの学生2人がいるとする。この2人が面接の時にこう答えたら、あなたはどちらを採用しますか?

 

A「世界一周するために3か月毎日15時間労働しました。それで100万稼いで100万の価値観に触れるって目標掲げて行ってきました!ハプニングも多かったけど、それ乗り越えてきました。御社でも頑張ります!!!」

 B「なんかサークルとバイトで大学生活は適当に過ごしてて~、でもこれから頑張るから採用して下さい。」

 

間違いなくAだろう。極端な例かもしれないが。(笑)

1億稼ぐとかそういうハイレベルな結果は出せなくても、上の例なら3か月集中して100万稼ぎ、世界一周して困難を乗り越えたなどの行動と結果を残している。これこそが重要であり、そしてここから会社に入った後どれだけ貢献できるかを測られている。

 

3.未来より過去に何をなぜしてきたか

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未来の話はいくらでも盛れる。それより変わらないの過去の話を人事の方は根掘り葉掘り聞いてくる。過去に何をなぜ行ってきたのかを聞き、その時の答えや態度で(2)で書いた3点を見極められている。

ある大手メーカーの人事の方は、「今までの人生の選択全てになぜ?を問いかけ答えを見つけられると就活はすぐに終わる。」と述べられていた。

これは、自分が今までに取ってきた行動全ての理由が分かれば、自分が何に興味を持っているのかが分かり、自然とやりたい仕事も絞れるからである。

 

 

<まとめ>

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長々と書いてきたが、企業人事10人の方と喋って強く感じたのは、「過去のことを深く掘り下げられる」ということである。これは、過去の経験を見て困難がやってきた時にどう対応するかを測られているからだろう。

大学生までは決められたルートを走ってだけで良かったかもしれないが、これからは社会というジャングルに飛び込む必要があり、そこでのサバイバル術が必要とされているのだ。

今、日本はますますグローバル化が進んでおり、SHARPなどの大手企業の不振も続いている。その中で生き残るためには、行動し知恵を付けておくことが非常に重要だと再認識した。

そんなこと言っても今まで何もしてきてないから無理!って言う方がいるかもしれない。実際そういう同級生に5人くらい会った。

しかし、今この記事を読んだ瞬間からでも未来は変えられるし、作っていける。

一つ就活という点で具体的な行動のアドバイスをするなら、周りの意識に合わせ過ぎずに、大量の情報を集め、ツテを頼って人に会う。そして疲れを顔に出さず、意欲を絶やさないことが大事だろう。

 

「行動しよう」

就活って正直大きい壁だと感じると思います。でも逆に考えればこれ乗り越えればすごく自信が付くし、乗り越えないとまたどこかで必ずやってくる。

良いチャンスだと考えて、自分を振り返り、1歩でも行動してみよう。

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追伸:僕自身この考えにたどり着くまでに、ありがたいことに数えきれないほどの人とお話させて頂きました。なので、今度は逆の立場として僕にお手伝い出来ることがあればやるので、何かあればメッセージ下さい。